2022.01.04
2022年河原商店モットー 「学ぶ」
福沢諭吉著「学問のすすめ」冒頭
「天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず」
有名な書き出しですが、この言葉だけが切り取られ、まるで福沢諭吉が
「博愛主義」のような「人類皆平等」を掲げているような印象が強いです。
福沢諭吉が言いたかったことは「人類皆平等」ってことではないと思います。
それどころが真逆の主張だと私は個人的に思います。
それはこの冒頭のすぐ後の文章でわかります。
簡単に要約すれば
「天は人の上下を作っていない。しかし、今の世の中は「生まれた家柄」「持って生まれた才能」などによって決して平等ではない」
そうです。福沢諭吉は平等を述べているのではなく、
今の世の中不平等だってことを述べているのです。
江戸時代が終わりはすなわち「封建社会」の終了です。
「封建社会」は「士農工商」で有名ないわゆる「階級社会」で
「生まれた家柄で将来が決まる」社会だったのです。
身分制度から「脱出」するために「学ぶことが大事」ということが
一番のテーマの「学問のすゝめ」だと私は解釈しています。
江戸時代、明治、大正、昭和、平成、令和と時代は変わっていきますが
いつの時代でも「学ぶ」ことは大事だと思います。
特に昨今の状況を見ればいかに「学ぶ」ことが大切か実感しております。
時代の変化が激し中、生き残りる企業、人は
「教養」のある会社、人だと思います。
今年も頑張ります。
令和4年1月元日
株式会社 河原商店
代表取締役 河原正博